小児矯正
-
小児矯正について
当院は、お子さま向けの矯正である小児矯正をご用意しております。小児矯正は、顎や骨の成長に合わせて治療を進めていくので、歯並びはもちろん、骨格をより良い状態へと導くことも可能です。
また、歯並びや顎の成長に悪影響を及ぼす可能性がある指しゃぶりや口呼吸などのお口周りの悪習癖、食生活など日々の習慣を改善するための指導を行うことで、将来的にも健康的な口元を維持できる可能性が高まる、という点も大きなメリットでしょう。
当院は、年齢に応じてさまざま治療方法を提案させていただきます。
例えば、3歳から9歳くらいのお子さまで顎の成長が悪い、または反対咬合や軽度の歯列不正を有する場合は、顎の成長を助けるための筋機能訓練装置(MFT)による矯正治療を行います。さらに歯の生え変わりが始まる7歳から12歳くらいのお子さまで明らかな歯列不正や顎の成長遅延が認められる場合は小児用マウスピース矯正にて、自然な歯並びに導くための治療を提案させていただきます。 -
お子さまにこんな癖・習慣
がある場合は、一度ご相談
ください- 指しゃぶり
- 頬杖をつく
- 口呼吸・ポカン口
- 食べ物を片側でばかり噛む
- 爪を噛む・唇を噛む
- 食べ物をしっかり噛まない・丸飲みする
- 舌を出す
- うつぶせ寝・横向きに寝る
- 猫背
-
お子さまの未来の
充実のために・・・小児のころからの健全な歯並びは、永久歯がキレイに生えそろうためにも重要です。また、歯並びが悪いと、歯磨きがしにくくなりどうしてもキレイな状態が保ちづらくなります。結果的に、将来歯を失うリスク、むし歯・歯周病・口臭に悩むリスクが高くなるのです。
また、歯並びが悪いと咀嚼が上手くできないので、栄養の吸収を阻害されてしまうことも指摘されています。また、”脳の発育や運動能力の低下”にも繋がるという学説もあるのです。さらに健全な歯並びは、見た目の印象も大きく左右します。欧米の先進国では歯並びが悪いと「仕事ができない人」「清潔感がなく信頼感がない人」などと見られてしまうこともあるそうです。
早いうちから矯正しておく
メリット
-
Merit.01
あごの成長を正しくコントロールできる
小児期に矯正に取り組むと、歯並びを効率よく整えるだけでなく、あごの成長を適切にコントロールできるメリットがあります。もし、あごが好ましくない成長をとげた場合、顎関節症のリスクが高くなりますし、顔のバランスにズレが出ることも考えられます。
-
Merit.02
永久歯を抜歯せずに矯正ができる可能性が上がる
小児期であればあごの骨がまだ柔らかいので、あごの幅自体をコントロールして永久歯がきれいに並ぶスペースを確保できます。これによって、歯を移動するスペースを作るための抜歯を回避できるので、身体的負荷を軽減できます。
-
Merit.03
お口の筋肉や舌の動きを正しく導くことができる
小児期にほおづえをつくクセや指しゃぶりなどをしていると、歯並びが悪くなるだけでなく、発音が不明瞭になるリスクがあります。また、口呼吸が常習化してしまう例も少なくありません。当院では小児矯正の一環として、好ましくないクセを解消するトレーニングを行っています。口呼吸から鼻呼吸に改善することも可能なので、該当する場合ぜひご相談ください。
-
Merit.04
永久歯での矯正期間が短くなる・必要なくなる
小児矯正で十分に歯列を整えることができれば、成長後の矯正治療が不要になる場合もあります。また、成長後に矯正をする場合でも、多くの症例で治療期間を短縮可能です。
当院の小児矯正の特徴
-
お子さまの年齢に合わせた矯正治療を行います
7歳から9歳くらいが、乳歯から永久歯に生え変わっていく時期で、その間に矯正治療で顎にアプローチをかけることで、永久歯がきれいに並ぶよう導いていく、というのが小児矯正の目的の一つです。
お子さまのお口の状態として、乳歯の段階と、乳歯と永久歯が混在している段階がありますが、当院はどちらの段階にも対応しており、3歳頃から治療をご提供することができます。
装置による治療はもちろん、歯並びや噛み合わせを悪くするような生活習慣、食生活に対するご指導なども行っています。 -
矯正治療中のむし歯治療にもしっかり対応します
当院は一般治療も矯正治療も院長が行いますので、お子さまと親御さまの予定に合わせて、一緒に通院していただきやすい環境だと思います。ライフスタイルに合わせて通っていただけるよう、できる限りスケジュールを調整いたします。
矯正治療中にむし歯ができてしまった場合も、すぐに対応できるよう体制を整えています。定期通院の際には、口内のチェックもしっかり行います。こまめに通院いただくことは症状の早期発見や早期治療につながりますので、ぜひ継続してご来院いただければと思います。 -
小児矯正の流れ
-
-
Step01
無料相談
ご相談は無料です。お子さまの状況に合わせた治療説明方法を提案させていただきます。
また状況に応じて光学式口腔内スキャナーでお口のデータ取りをさせていただきます。 -
Step02
精密検査
パノラマレントゲン、治療方法により印象(歯型取り)または光学3D口腔内スキャン、口腔内および顔貌写真撮影を行います。
また、むし歯の検査も行います。 -
Step03
コンサルテーション
検査から約1週間後にお越しいただき、治療方法や治療期間、装置のご説明や注意点など、診断結果を基に立てた治療計画をお伝えします。治療内容に同意をいただければ、矯正治療を開始します。
-
Step04
事前治療
長時間装置を装着していただくため、むし歯などのリスクが高まる恐れがあります。そのため、事前治療を行います。治療回数は症状の進行具合などにより異なります。
-
Step05
歯磨き指導
矯正治療中はお口のトラブルを防ぐため、お子さまご自身でのケアも重要です。そのため、歯科衛生士が正しくブラッシングができるようにご指導いたします。
-
Step06
装置の装着
歯にアタッチメントという部品を装着していきます。お時間は1時間ほどいただいております。
-
Step07
調整
1カ月に1回のペースでお越しいただき、装置の調整や交換、クリーニングを行います。
定期的な通院をきちんと続けることで、結果にも差が出ると思います。できる限りサポートしますので、一緒に頑張りましょう。 -
Step08
装置の取り外し
小児用マウスピース矯正のみ矯正治療を終えたら装置を取り外し、後戻りを防ぐためのリテーナー(保定装置)をお渡しして、保定に関する注意事項をお伝えします。
-
Step09
定期検診
歯の状態のチェックしたり、お口の健康を守ったりするため、3カ月に1回は定期検診を受けていただくことをご案内しております。
-
Step01
当院で行っている矯正治療
-
口腔機能訓練(MFT)
当院では口腔機能訓練(MFT)の知識を持った担当者が、咬合育成研究会推奨のトレーニングを提供しています。口腔機能訓練には、舌の位置を適切にすることで歯列の乱れや口呼吸の習慣化を防止する作用があります。また、お口の周辺の筋肉を適切に発達させることで、姿勢や発音が良くなるメリットもあります。結果的に歯並びも整いますから、その後の矯正治療を回避できる例も少なくありません。
-
メリット
- 姿勢にも良い影響がある。
- 歯ならびが改善される。
- 滑舌がよくなり、はっきりした発音になる。
- よりきれいな顔立ちになる。
- 口呼吸から鼻呼吸への改善が期待できる。
-
デメリット
- 保険適用外のため、自由診療になる。
料金(税込) 33,000~55,000円 治療期間 6~24ヶ月 治療回数 6回 -
-
拡大床
拡大床とは、小児矯正で多く使用する、ネジ調整機構付きの脱着型矯正装置です。永久歯が整列するためのあごのスペースを確保することに役立ちますし、口呼吸を鼻呼吸に誘導できるメリットもあります。そのため、成長期のお子さまに適した矯正装置です。
-
メリット
- 成人になってから抜歯をせずに矯正を終えられる可能性が高まる。
- 治療の痛みが少ない。
- 取り外しが出来るので、食事の際に困らない。
- 取り外しが出来るので、ブラッシングがしやすい。
-
デメリット
- 5~8歳くらいの子どもが対象。
- 装着時間が少ないと十分な治療効果が得られない。
- 保険適用外のため、自由診療になる。
料金(税込) 110,000円 治療期間 3~6ヶ月
※症例により延びる場合がございます治療回数 3回 -
-
インビザライン・ファースト(1次矯正)
インビザライン・ファーストは小児矯正専用のマウスピース型矯正装置です。非常に薄いプラスチックで作られているので、矯正中の違和感を低減できます。また、透明なので外観的に目立ちませんし、容易に脱着できるので食事や歯磨きを普通にできるなどメリットが豊富です。
-
メリット
- 透明なので、見た目が気にならない。
- 歯磨き時や食事の際、取り外しが可能。
- 歯並びがキレイに整う。
- 装着時の違和感が少ない。
- 矯正期間を短縮することができる。
- 2次矯正の期間が短くなる、また必要なくなる。
-
デメリット
- 決められた時間毎日装着しないと効果が現れない。
- 保険適用外のため、自由診療になる。
料金(税込) インビザラインファースト(1次矯正) 385,000円
インビザラインティーン(2次矯正) 440,000~660,000円治療期間 6~18ヶ月 治療回数 6~18回 -
小児矯正に関する
よくあるご質問
- Q
子どもの矯正治療を始めるタイミングは何歳頃がおすすめですか?
-
A
MFTを行う場合は、6歳前後が目安です。なお、3歳頃のお子さまで受け口が気になる場合や、4歳、5歳頃のお子さまで、乳歯の歯と歯の間に隙間がないと感じた場合は、その時点でご相談ください。
- Q
子どもの時に歯の矯正治療をするメリットはなんですか?
-
A
将来的に矯正が必要になった場合、抜歯のリスクが低くなり、何よりも上顎の成長は、脳を守る頭蓋骨に比例するため、よりよい脳や顎の成長を促せるメリットがあります。当院は費用も一般矯正より抑えています。
- Q
子どもの歯が途中で抜けても大丈夫ですか?
-
A
問題ありません。
- Q
子どもで矯正治療ができないケースはありますか?
-
A
全身疾患などをお持ちのお子さまを除けば、基本的には問題はないと思います。ただし、お口に装置をつけることを嫌がってしまうお子さまは治療を進めることが難しい場合があるので、ご本人や親御さまの協力が必要です。
- Q
矯正治療の写真を他の人に見せることはありますか?
-
A
場合によっては、症例部分(歯型のみ)をお見せすることがありますが、その場合はご本人、親御様に確認を取らせていただきます。